治療水の汚染に警鐘

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治療水の汚染に警鐘

「歯科医が歯を削ったり、洗浄したりする際に使う水は、細菌で汚染されている。」

そんな記事をニュースや新聞などで見かけた事がある方もいらっしゃるかもしれません。

治療に使う水に含まれる非病原性び細菌数が、アメリカ歯科医師会が推奨している細菌数に比べ、100倍から2500倍になっていることが、東京医科歯科大学の荒木孝二先生の調査でわかった。~2001年6月23日毎日新聞より抜粋~

こういう記事を目にする事はあっても、なんだかピンとこない。

通常、歯科用チェアユニットへは日本の水道法の基準を満たした水がフィルターを通して供給されるため、有毒な最近などは全く侵入してこないが、100%の除菌は不可能である。そのため、特段の対策が施されていない場合は診療終了後の夜間や休診日といった長時間にわたる水流の停止時に、給水チューブ内に滞留した水中で細菌が増殖し、チューブ内面にバイオフィルムが形成される。そして滞留水中で増殖した最近やバイオフィルムから落屑した細菌が、診療時にハンドピースから放出されているのです。

ざっくりいってしうと、水道水を数日ほったらかしにするとヌメヌメになるのは皆さんイメージが出来ると思います。特別な対策を取り入れていない歯科用チェアーにおいては、そんな水が治療中にお口の中にで使われているという事なんです。

少し気持ちわるいですよね・・・でもこれらの細菌はほぼ水道水に含まれる従属栄養菌とよばれる種類の物で、健常な人にはほとんど影響を及ぼさない。ただ、いくつかの論文報告では場合によっては、基準をはるかに超える細菌がハンドピースから放出されているという事実もあり、易感染宿主においては日和見感染が発生する可能性も否定出来ないことから、歯科用チェアーの水消毒は必要な工程なのです。と日本では推薦されているが義務化はされていません。

しかし、アメリカでは毎日の歯科用チェアーの水路管の洗浄(もしくはフラッシング)を最低2分間行う事が義務化されている。(もちろん日本にはありません。)

最近、その義務化されているアメリカのカリフォルニア州の歯科医院で子供の患者が根管治療でバクテリア感染が発生したことにより歯科医院における水のバクテリア感染のリスクについての意識が高まっているようです。原因は水路管の洗浄を怠った可能性があるとのレポートが出ています。

 

当院で使用しているKavoの歯科用チェアーには感染が起こらないように、2つの水消毒システムが入っていますのでどうぞご安心下さい。また水消毒についてもお話できればと思います。

 

 

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