根面被覆(こんめんひふく)とは①~歯肉退縮はなぜおこる??~
根面被覆(こんめんひふく)とは①~歯肉退縮はなぜおこる??~
こんにちは、みこデンタルクリニックです。
もう11月も後半ですね。街もクリスマスのイルミネーションで凄く華やかになってきましたね。
さて、今日は根面被覆(こんめんひふく)についてお話させて頂きます。
根面被覆とは??
根面被覆は、さまざまな原因によって起こった歯肉退縮(歯茎が下がること)を、外科的に被覆、つまり覆うことを言い、手術は様々な方法があります。
では、そもそも歯肉退縮は、なぜ起きてしまうのでしょうか?
歯肉退縮を起こしやすい要因としては、
・歯を支えている骨が、最初から穴があいていたり(開窓)、裂開しており歯の根っこ(歯根)が露出しやすくなる
・歯肉が薄いと、歯周病や歯の周りの組織に加わる刺激に対して歯肉退縮しやすい
・歯並びの関係で、唇側の歯を支えている骨(歯槽骨)が薄いと歯肉退縮しやすい
などが挙げられます。
さらに、歯肉退縮を促進させる要因として、
・不適切なブラッシングを続けた場合(力を入れすぎたり、擦りすぎている)
・矯正治療により、元々骨が薄い、特に前歯の部分に矯正力をかけると、骨が減少しやすく、歯肉退縮が起こりやすいこと
などがあります。
では、もし歯肉が下がってしまったら、どうしたらよいのでしょうか??
次回は外科的な治療、根面被覆についてお話させて頂きます。