嫌気培養検査について
皆さまこんにちは!
みこデンタルクリニックです。
今回は嫌気培養検査についてお話させて頂きます。
嫌気培養検査とは根管治療の際、根管内の細菌がいなくなったかを調べる検査です。
基本的に感染根管(1度目の根管治療が失敗し、根管内が感染状態になっている)の場合に行います。
感染根管内には嫌気性菌が住み着いています。根管内の消毒・洗浄を行ったうえで寒天培地に移し嫌気培養器で無酸素状態を作りそこに2日間おいておきます。上の写真の左は細菌がいない状態、右が細菌が残っている状態です。
このように根管内の細菌が除去できたかを判断します。
細菌がいなくなれば根管充填に移りますが、まだ細菌が残っている場合はもう一度根管内の消毒・洗浄を行い細菌がいなくなった状態で根管充填を行います。
この検査をせず、症状が無くなったことだけを指標に根管治療を終えた場合の治癒率は再治療において60~70%であると言われておりますが、この検査を行い検査結果が陰性になると、治療の成功率は飛躍的高くなり、将来的に問題が発生する確率は非常に低くなります。
記事の監修
みこデンタルクリニック
院長 横田 光子
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